「Googleマップの地図上にお店が表示されない…」
「Googleマップに店舗情報を載せたいけどやり方が分からない…」
そんなお悩みをお持ちの方も多いようです。
近年では、Google検索で情報収集する人がほとんどですから、Googleマップに店舗情報や会社情報がちゃんと載っているかどうかは、大げさではなく死活問題となってきます。
Googleマップに載せるためには、Googleマイビジネスという仕組みを利用します。
この記事では、
・メリットは?なぜ集客力アップに役立つのか?
・逆にデメリットは?注意したいポイントは?
について紹介しつつ、Googleマップの地図にお店や会社の情報を載せる(登録する)方法を分かりやすく解説していきます。
Googleマップに載せるには?Googleマイビジネスを知ろう
Googleマイビジネスの公式サイトはこちら
https://www.google.co.jp/intl/ja/business/
Googleマイビジネスは「Google検索」や「Googleマップ」などGoogleサービスにビジネスやお店などの情報(住所、電話番号、URL、営業時間など)を表示し、管理するための無料ツールです。
実店舗でサービス提供をするビジネスを営んでいる場合、このツールを活用することで、ユーザーにあなたのビジネスを強くアピールすることができるでしょう。
無料ですし、基本的には「やる」以外の選択肢はないと考えています。
Googleマイビジネスのメリット「集客力アップ」に役立つ理由とは?
Googleマイビジネスのメリットといえば「集客力アップ」ですが、なぜ集客力アップに役立つのかおさらいしておきましょう。
ローカル検索や地図検索でお店を見つけるユーザーが多いから
ユーザーは新しいお店や店舗を探すときに、「地域名+キーワード」で検索したり、Googleマップ上で地図検索をしたりします。
このような検索方法をざっくりと「ローカル検索」といいますが、Googleの調査結果によると、ローカル検索はすべての検索の80%にも達しているのだそうです。
例えば、子どもが虫歯になってしまい、歯医者を探そうとしているママがいたとします。
きっと「自宅の地域名+歯医者」のようなキーワードで検索し、表示された歯医者のホームページや口コミ情報をチェックし、比較検討したのちに1つに絞り込んで予約する、という流れが予想できるでしょう。
これは歯医者に限らず、いろいろなサービスでも同様のことが言えます。
誕生日ケーキを買いたいと思ったら「地域名+ケーキ屋」、整体院を見つけたいと思ったら「地域名+整体」、バレエ教室を見つけたいと思ったら、「地域名+バレエ教室」などと検索するでしょう。
最近はGoogle検索もかなり進化しており、地域名をうたなくても、地元の情報が表示されるようになっています。また、最初からGoogleマップにて検索する人も多いです。
つまり、ローカル検索で表示されなかったら、比較検討の対象にすらならないのです。
ローカル検索であなたの店舗や会社を見つけてもらうことが、新規顧客の集客のために重要です。
ローカル検索をするユーザーはすでに熱い見込み客状態?
Googleの調査結果によれば、ローカル検索をしている検索ユーザーの「モバイルでは50%」「PCでは34%」が、その日のうちにお店へ訪れるそうです。
これは、実際に検索している状況を考えるとイメージできるはずです。
例えば、「地域名+おしゃれなカフェ」というキーワードで検索している人は、おそらく、すぐにもしくは近日中に目星をつけたカフェに来店するでしょう。
また、「地域名+美容室」というキーワードで検索している人は、髪を整えるために美容室を探している人ですから、これもまたすぐに、もしくは近日中に予約の電話をすることでしょう。
例を挙げ始めたらキリがありませんね。
このようにローカル検索をする検索ユーザーは、すでに「行く気満々」「申し込みする気満々」な見込み客なのです(もちろん業種によって違いはありますが・・・)。
そんな見込み客にアピールすることができれば、苦労せずとも新規顧客を獲得できると思いませんか?
以上のように、ローカル検索や地図検索でお店やサービスを探す人が多いことや、そんな人はすでに見込み客状態であることから、多くの業種にとってGoogleマイビジネスに登録しておくことは集客力アップに役立つだろうと言えます。
メリットばかりじゃない?Googleマイビジネスの3つのデメリットとは?
無料でお店の情報がGoogle検索結果やGoogleマップに掲載され、見込み客にアピールできるなんてメリットばかりのように思えますが、Googleマイビジネスへの登録にデメリットを感じている人もいるようです。
口コミ投稿をコントロールできない・・・
Googleマイビジネスでは、一般ユーザーが口コミを投稿できますので、良い口コミだけでなく、ネガティブな口コミが寄せられることもあるかもしれません。
ビジネスオーナーとしては良い口コミばかり掲載したいところですが、「こちらの意志でコントロールできないこと」にデメリットを感じる人もいらっしゃるでしょう。
ただ、ものは考えようで、ネガティブな口コミは、検索ユーザーの信頼を高めるチャンスでもあります。Googleマイビジネスの口コミには返信機能があり、ユーザーに返信することができるのです。
口コミにたいして丁寧に返信を行うことで、コンバージョン率が高めるというデータもあります。→宿泊施設のコンバージョン、口コミに返信している場合21%アップ
実際に、人気のあるお宿の口コミをチェックしてみると、低評価の口コミにたいして、謝罪の言葉や改善の意志などを、返信としてしっかりと伝えています。
どんなに評判の良いお宿でも、ネガティブな口コミは避けられないものです。
そんな口コミにたいして、誠意ある対応をすれば印象は悪くなりませんし、むしろ、「しっかりしていて安心できそう」と好印象になることもあるでしょう。
Googleマイビジネスに表示される写真をコントロールできない・・・
Googleマイビジネスに表示される写真については、一般ユーザーがアップした写真と、店舗や企業がアップした写真の中から、ランダムに表示されます。
表示される写真を思い通りに設定できないことに、もどかしさを感じているオーナーもいるようです。
ただ、店舗や企業がアップした写真は、一般ユーザーのものよりも優先表示されやすい傾向にあり、自社で撮影した質の良い写真をたくさんアップしておくことで、魅力的な写真が表示される確率が高まるでしょう。
定期的に更新が必要だからめんどう・・・
Googleマイビジネスは「登録したらそれでパーフェクト」というワケではありません。
ホームページと同様で、更新したり修正したりといった作業が必要になります。特に、競合が多いほど、Googleマイビジネスをしっかりと活用する必要があります。
それがお客さんのためでもありますので、めんどうと思わず、しっかりと活用しましょう。
以上のように、Googleマイビジネスにはデメリットに感じる部分もありますが、「しっかりとGoogleマイビジネスを有効活用していく!」という気持ちがあれば、どれもがメリットになると知っていただけたら幸いです。
Googleマップ(Googleマイビジネス)に載せる(登録する)方法
手順は以下のステップで簡単に完了します。
1.Googleアカウントを取得する
まず、これはGoogleマイビジネスを利用する前提条件となりますが、Googleアカウントを取得する必要があります。
Googleのアカウントは、店舗の代表メールアドレスにて取得することをオススメします。または、店舗専用のメールアドレスを作って、店舗専用のGoogleアカウントを取得しましょう。プライベートとは分けてください。
2.Googleマイビジネスへ登録する
Googleアカウントにログインした状態でGoogleマイビジネスにアクセスします。
Googleマイビジネスの公式サイトはこちら
https://www.google.co.jp/intl/ja/business/
・今すぐ開始をクリックします。
・ビジネス名を入力します。
・ビジネスカテゴリを指定します。
自分の会社やお店が該当するカテゴリを選択します。
大まかなカテゴリ(例えば「コンサルタント」)を入力すると、候補がズラッと表示されますので、当てはまるものを選択します。候補が出ない場合は、別のキーワードを試してみましょう。
基本的に登録後の変更・追加はできますので、どんどん進めていきましょう。
・住所を入力します。
WEBサイト等に掲載している住所と、同じ住所を入力してください。
NAPとは「Name(名前)」「Address(住所)」「Phone(電話番号)」の頭文字を合わせた言葉です。検索エンジンがWEB上の会社や店舗情報を認識する上で重要な役割があります。
例えば、会社名。
「株式会社●●」と「(株)●●」では、人の目では「同じもの」と判断できますが、検索エンジンの目では「別もの」として認識される可能性があります。特に住所でありがちなのは、「●●1-2-3」と「●●1丁目2-3」のような表記違い。これも同様に別ものとして認識される可能性があります。
検索エンジンの目も考慮して、NAP情報を統一することが大切です。法人であれば、登記している名前、住所と同じ表記にすると良いでしょう。
他にも、複数の「電話番号」「WEBサイト」「営業時間」など複数の入力項目がありますが、順番に入力してください。
3.オーナー確認
会社やお店の登録が完了したら、自分がオーナーであるということをGoogleに認証してもらう手続きを行います。認証されないと、Googleマップに表示されません。
ハガキ郵送によるオーナー確認の他、ビジネスによっては、メール、電話、または“Search Console”でオーナー確認ができる場合もあります。
ビジネス内容によって選択できる項目に違いがあるようです。
ここまででひとまず、Googleマイビジネスへの登録は完了です。登録認証が完了すると、Googleマップにご自身の店舗情報が表示されるようになります。
さらに詳しい情報を設定しましょう
ユーザーにとって十分に情報提供ができるよう、さらに詳しい情報を設定していきましょう。
Googleマイビジネスの公式サイトからログインすると、管理画面に入ることができます。
https://www.google.co.jp/intl/ja/business/
以下のような項目を登録することができます。
・特別営業時間
・予約リンク
・事前注文リンク
・メニューリンク
・メニュー
・サービス
・商品
・特徴
・サービス
・客層や設備など
・ビジネスの説明
・開業日
・写真
・動画
・ユーザーへのお知らせとニュース
出来る限りしっかりと入力して内容を充実させることをオススメします。
MEOを行って集客力を高めよう!
SEOが検索エンジン最適化で「検索結果で上位表示させるための方法」であったのに対して、MEO(マップエンジン最適化/Map Engine Optimization)とは、Googleマイビジネスに登録した店舗や会社情報を、Googleマップ上で上位表示させるための方法です。
「おしゃれなカフェ」というキーワードで検索したときに、次の図のようにGoogleが周辺でおしゃれなカフェと判断した店舗を3つ表示して提案してくれます。
理想としてはこの画面で表示されること(3位以内に入ること)。
3つの提案の下に「さらに表示」というリンクボタンがあり、そのリンクをクリックすることで、さらにたくさんの情報をチェックできますが・・・、やはりクリック率には大きな差があります。
そのためMEO対策をしっかりと行い、Googleマップ検索の最初の画面(3位以内)に表示されるよう、努力をする企業がとても増えています。
どうせGoogleマイビジネスを活用するなら、ぜひMEO対策を意識して集客力を高めていただけたらと思います。
Googleマイビジネスとオウンドメディアの両輪が大切!
以上のように、Googleマイビジネスに登録することで、Googleの検索結果やGoogleマップに、店舗や会社の情報を掲載することができます。
見込み客へのアピールができ、集客力アップが期待できるでしょう。
デメリットの思われる部分もあるかもしれませんが、使い方次第で、お客さんの信頼感を高めることもできますし、ちゃんと活用する気持ちがあるなら「やらない」という選択肢はないといえます。
ただ、Googleマイビジネスだけでは心許なく、やはりホームページやブログといったオウンドメディアも重要度が高いと考えています。
検索ユーザーはGoogleマップで表示された候補の中から、1つのお店に絞り込みする際に、ホームページやブログがその判断材料となるからです。
例えば、私事ですが、小学生の娘の美容室や歯医者等を探すとき、「Googleマップで近所の店舗をリストアップして、それぞれのホームページを見て精査する」といったことをしています。
ホームページがない場合、基本的にその時点で対象外としてるんです。私と同じような感覚で選んでいる人も多いのでは、、と考えています。
ですので、
・ホームページ
の両方とも大切であり、まめに更新・修正したり、口コミに返信したり、写真をアップロードしたり、しっかり歯車を噛み合わせていくことで、より強力な集客ツールになってくれるでしょう。
というわけで、Googleマップの地図にお店や会社を載せる(登録する)方法ということで、Googleマイビジネスについて解説させていただきました。
最後までお読みいただきましてありがとうございます。